介護のおはなし。
認知症の高齢者のお世話をさせていただいた時のお話です。
認知症にも色々あります。
認知という面では短期記憶は残らないが、長期記憶は残る。
今言った話を記憶することは難しいですが、昔の話はよく覚えていらっしゃいます。
昔の記憶は覚えていらっしゃるというところに焦点を当ててお話します。
施設に入所されていた方で、トイレはあるがトイレと認知出来ず、ベッド右足元側のトイレの無いところで排泄される方がいました。
夜間時間毎にトイレに誘導しても、それ以外の時間自分で排泄されます。
何度か同じ場所で排泄され、家族にその方の部屋の環境を聞き取りました。
すると以前は部屋に居る時、ベッドの右足元側にポータブルトイレ(簡易トイレ)を設置していたと情報を得ました。
早速施設でもベッド右足元側へポータブルトイレを設置すると夜間使用されました。
凄く簡単な事で解決する時もあります。
何を伝えたいかと言いますと、まずはその方の暮らしてきた環境を知り、近づけること。
家族から色んな情報を聞き出し、その方を知ろうとすることが大切です。
これはパーソナルトレーニングでも大事だと思っています。
まずは色んな情報を教えていただき、トレーニングのメニューを考える。
その方の生活を知り、その方の生活にあったプランを提供すること。
寄り添うことが大事だと思っています。
★大阪市中崎町スータブルにてパーソナルトレーニング実施中